ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換え全手順！無料の方法と注意点を解説

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換えは、工事不要で簡単にできます。

ドコモ光と楽天ひかりは同じNTTの回線設備を利用しているため、工事をする必要がありません。

また、ドコモのひかり電話を利用している場合、同じ電話番号を引き継ぐことができ、使っている電話機をそのまま利用可能です。

ドコモ光から楽天ひかりのように、同じNTTの回線設備を利用した光回線（コラボ光）同士の乗り換えを「事業者変更（じぎょうしゃへんこう）」といいます。

光回線を引き直すといった手間がなく、最短1週間で乗り換えられるのが特徴です。

事業者変更による乗り換え手続きは、下記のステップで行います。

ドコモ光から楽天ひかりへ乗り換えるメリットとデメリットは、以下のとおりです。

本記事では、ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換え手順を、初心者にもわかるように詳しく丁寧に解説します。

また、ドコモ光から楽天ひかりへ乗り換えるメリットやデメリット、お得なキャンペーンなども解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ドコモ光から楽天ひかりへ乗り換える手順を全て解説

ドコモ光から楽天ひかりへ乗り換える手順は、下記のとおりです。

工事の日程調整や立ち会いなどが必要ないため、新規で申込むよりも手軽に乗り換えられます。

ドコモ光の事業者変更承諾番号を発行する

まず、ドコモ光の公式サイトで、事業者変更承諾番号を発行します。

事業者変更承諾番号とは、コラボ光同士の乗り換え手続きに必要な整理番号のようなものです。

公式サイト以外でも、電話もしくは近くのドコモショップでの発行もできます。

電話の場合は、下記の窓口に連絡してください。

※参照元：ドコモ

電話をして音声ガイダンスが流れたら、7→1→3と押すと、途中の案内をスキップして、スムーズに手続きを進められます。

事業者変更承諾番号を取得したら、楽天ひかりの申込みを行ってください。

当サイトが紹介する特設サイトから楽天ひかりを申込む

事業者変更承諾番号を発行できたら、当サイトが紹介する特設サイトから楽天ひかりを申込みましょう。

事業者変更承諾番号は、申込み時のWebフォームで記入してください。

楽天ひかりから切替日の案内が届く

楽天ひかりの申込みから1〜3日後に、切替日のお知らせメールが届きます。

ドコモ光から楽天ひかりに切り替わる日が記載されているので、忘れずに確認しておきましょう。

楽天ひかりから開通通知書が届く

楽天ひかりの申込みから1週間ほどで、開通通知書が届きます。

開通通知書には、契約内容やアカウントのお知らせなどの重要情報が記載されているので、忘れずに確認してください。

楽天ひかり対応のWi-Fiルーターを購入する

楽天ひかりへの切替日までに、対応しているWi-Fiルーターを購入しましょう。

楽天ひかりではWi-Fiルーターのレンタルを行っていないので、自分で用意する必要があります。

購入するWi-Fiルーターは、楽天ひかりのIPv6通信（クロスパス）に対応しているものがおすすめです。

IPv6通信（クロスパス）に対応していれば、最新の高速なデータ通信が利用できます。

どのWi-FiルーターがIPv6通信（クロスパス）に対応しているかは、楽天ひかりの公式サイトで確認可能です。

クロスパス対応の楽天ひかり向けおすすめ無線ルーター3選

楽天ひかりへの切り替え日にONUとWi-Fiルーターを接続する

楽天ひかりの開通日を迎えると、自動的にドコモ光から切り替わります。

今まで使用していたWi-Fiルーターを取り外し、自分で用意したWi-Fiルーターに付け替えてください。

Wi-Fiルーターに接続している線（LANケーブル）を、新しいほうに挿しなおすだけなので、とても簡単です。

わからなければ、楽天ひかりの公式サイトのFAQを見ながら行いましょう。

なお、バッファローの一部Wi-Fiルーターは、設定が別途必要なので注意してください。

対象のWi-Fiルーターと設定方法も、楽天ひかりの公式サイトに記載されています。

Wi-Fiルーターの設置が完了すれば、楽天ひかりでWi-Fiが利用可能です。

スマホやPCなどを接続して、インターネットを楽しみましょう。

ドコモ光のレンタル機器があれば返却する

楽天ひかりへの切り替え手順は以上となりますが、ドコモ光からレンタルしている機器があれば、速やかに返却しましょう。

返却し忘れると、損害金が発生する可能性があります。

返却が必要な機器があるかどうかは、ドコモ光へ連絡をして、事前に確認しておくとよいでしょう。

なお、NTTのロゴがついている黒い機器（ONU）は楽天ひかりでも利用するので、返却しないでください。

楽天ひかりに事業者変更が完了すれば、ドコモ光は自動解約されます。

ドコモ光から楽天ひかりへ乗り換える際の「事業者変更」とは？

ドコモ光から楽天ひかりを乗り換える際は、事業者変更という手続きになります。

事業者変更とは、同じNTTの設備を利用している光回線同士で乗り換えることです。

工事不要で乗り換えられるので、工事の立会いや工事費の負担がありません。

インターネット回線の手続きや設定などに慣れていない人でも簡単にできますので、安心して楽天ひかりへ乗り換えましょう。

コラボ光同士なら工事不要で簡単に乗り換えられる

コラボ光とは、NTTの回線設備を使っている光回線を指します。

ドコモ光やドコモ光、楽天ひかりなどがコラボ光です。

コラボ光同士の乗り換えであれば、回線設備はそのまま同じものを使うので、工事をする必要がありません。

契約している光回線がコラボ光かどうかは、NTT東日本とNTT西日本の公式サイトで判別できます。

上記の公式サイトに掲載されている事業者の光回線は、すべてコラボ光です。

なお、auひかりやNURO光はコラボ光ではないので、お気をつけください。

事業者変更と解約新規は何が違う？どっちがお得？

光回線の乗り換えには、事業者変更以外に、いわゆる「解約新規」という方法があります。

解約新規とは、契約している光回線をいったん解約して、新規で別の光回線を契約することです。

事業者変更と比べると、工事が必要になる点が大きく異なります。

解約新規の場合は、既存設備の撤去工事や新しく契約する光回線の設置工事が必要になるのです。

つまり、最大で2回の工事が発生する可能性があり、非常に面倒な手続きとなります。

事業者変更であれば工事は一切発生しないので、手軽に乗り換え可能です。

ドコモ光から楽天ひかりに乗り換えるデメリットと注意点

ドコモ光から楽天ひかりに乗り換えるデメリットと注意点は、下記の5つです。

• ドコモのスマホとのセット割引が使えなくなる
• 契約更新月以外に解約するとプランによっては違約金が最大14,300円かかる
• 解約月の月額料金が1ヶ月分かかる
• 乗り換え直後はIPv6通信を利用できず通信速度が一時期的に遅くなる場合がある
• プロバイダが楽天ブロードバンドに変わるため利用していたサービスの変更が必要な場合がある

ドコモのスマホとのセット割引が使えなくなる

ドコモ光から楽天ひかりに乗り換えると、ドコモのスマホとのセット割引が使えなくなります。

セット割引によるスマホ料金の割引額は、1台あたり月額最大1,100円です。

楽天ひかりに乗り換えても、ドコモのスマホを使い続けていると、割引がなくなってスマホ料金が高くなります。

契約更新月以外に解約するとプランによっては違約金が最大14,300円かかる

ドコモ光を契約更新月以外に解約すると、プランによって、違約金が最大14,300円かかります。

具体的な違約金額は、プランによって異なるので、下記を確認してください。

プラン名	契約更新月	違約金※2022年6月30日以前に契約した場合	違約金※2022年7月1日以降に契約した場合
ドコモ光 戸建てタイプ	契約月の24～26ヶ月目（以降、2年毎）	14,300円	5,500円
ドコモ光 マンションタイプ	契約月の24～26ヶ月目（以降、2年毎）	8,800円	4,180円

契約更新月に解約すれば、違約金はかかりません。

解約月の月額料金が1ヶ月分かかる

ドコモ光は、解約月の月額料金が1ヶ月分かかってしまいます。

解約月の「ドコモ光／ahamo光」の基本使用料については、日割り計算されませんので1か月分の基本使用料を請求させていただきます。 

引用元：ドコモ光「ドコモ光／ahamo光の解約」

できるだけ月末近くに乗り換えが完了するようにすると、無駄がありません。

ただし、月額料金が1ヶ月分かかるからといって、月末近くに楽天ひかりを申込んでも、即日に事業者変更の手続きをするのは難しいです。

楽天ひかりの申込みは、余裕をもって15日前後までに済ませておくことをおすすめします。

乗り換え直後はIPv6通信を利用できず通信速度が一時期的に遅くなる場合がある

ドコモ光から楽天ひかりに切り替えてから3時間程度は、IPv6通信が使えず、通信速度が遅い可能性があります。

IPv6通信は、1つの回線につき1つの事業者しか登録ができません。

したがって、楽天ひかりに乗り換えたばかりのタイミングだと、プロバイダ側の通信方式の切り替えが終わるまでは従来のIPv4通信となります。

切り替え直後は通信速度が遅くなる可能性がある点は、あらかじめ把握しておきましょう。

ただし、3時間程度経過すると、通常の通信速度に戻るので安心してください。

回線が切り替わってから3時間経ってもIPv6通信が使えない場合は、楽天ひかりのサポートセンターへ連絡して相談しましょう。

ドコモ光で使っていたサービスが使えなくなる

ドコモ光の契約時に利用していたメールアドレスやオプションなどは、楽天ひかりへ乗り換えることで使えなくなります。

使っている人は少ないと思いますが、念のため注意してください。

メールアドレスを登録しているサービスや必要なオプションなどがあれば、代わりのものに変更しましょう。

ドコモ光から楽天ひかりに乗り換えるメリット

ドコモ光から楽天ひかりに乗り換えるメリットは、下記の4つです。

• 楽天市場での買い物のポイント還元率が1%上がる
• 他社コラボ光から乗り換え（事業者変更）で月額料金が1年間2,200円割引になる
• プロバイダが変わるため通信速度が速くなる可能性がある
• 新たに工事する必要なく手軽に乗り換えられる

楽天市場での買い物のポイント還元率が1%上がる

楽天ひかりに乗り換えると、楽天市場での買い物で貯まるポイントの還元率が＋1倍になる特典があります。

楽天ひかりごマンションプラン、またはファミリープランご契約で楽天市場でのお買い物がポイント＋1倍

引用元：楽天ひかり「SPU（スーパーポイントアッププログラム）」

楽天市場でよく買い物する人にとっては、非常にお得です。

他社コラボ光から乗り換え（事業者変更）で月額料金が1年間2,200円割引になる

他社コラボ光から楽天ひかりへ事業者変更で乗り換えると、開通翌月から月額料金が1年間2,200円割引になります。

具体的な月額料金は、以下のとおりです。

月額料金比較	楽天ひかり
一戸建て	1年目：3,080円2年目以降：5,280円
マンション	1年目：1,980円2年目以降：4,180円

マンションにいたっては、月額料金が2,000円を切ります。

ドコモ光からの乗り換えの場合、キャンペーンは自動で適用されるので、手続きの手間はありません。

プロバイダが変わるため通信速度が速くなる可能性がある

ドコモ光から楽天ひかりに乗り換えると、通信速度が速くなる可能性があります。

プロバイダが変わることと、IPv6通信という新しい高速な接続方式が使えるからです。

インターネットの通信速度は、プロバイダの混雑状況に影響を受けます。

ドコモ光の通信速度に不満を感じていた場合、楽天ひかりに切り替えることでプロバイダが変わるため、速度が改善する可能性が高いです。

また、ドコモ光は契約した時期によって、従来の接続方式である「IPv4接続」をいまだに使っている可能性があります。

IPv4接続はデータ通信が混雑しやすいポイントを通る接続方式なので、通信速度が遅くなりやすいです。

一方、楽天ひかりの場合、新しい接続方式である「IPv6接続」でインターネットを利用できます。

IPv4接続でドコモ光を使っていた場合、IPv6接続の楽天ひかりに乗り換えることで、通信速度が大幅に改善されるでしょう。

新たに工事する必要なく手軽に乗り換えられる

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換えは「事業者変更」となるため、工事不要で手軽に乗り換えられます。

事業者変更とは、NTTの回線設備を使った光回線同士の乗り換え手続きのことです。

同じ回線設備を使う光回線同士なので、工事をする必要がありません。

工事に立ち会ったり、工事費用がかかったりしないので、手間がかからず簡単に乗り換えられます。

ドコモ光と楽天ひかりの料金を比較！乗り換えるといくらくらいお得になる？

ドコモ光と楽天ひかりを比較した場合、どちらの料金がお得なのでしょうか。

結論からいうと、ドコモ光よりも、楽天ひかりの月額料金のほうが安いです。

ひかり電話やひかりテレビについては、月額料金が同じなので、楽天ひかりのほうがお得といえます。

楽天ひかりのほうが月額料金は安い

月額料金比較	楽天ひかり	ドコモ光
一戸建て	5,280円	5,720円
マンション	4,180円	4,400円

上記の表は、楽天ひかりとドコモ光の月額料金を比較したものです。

ドコモ光よりも、楽天ひかりのほうが月額300〜500円ほど高くなります。

なお、1年目は「乗り換えキャンペーン」が適用され、毎月2,200円割引されるため、お得に利用可能です。

ひかり電話やひかりテレビの月額料金は同じ

ひかり電話やひかりテレビの料金は、楽天ひかりとドコモ光に違いはありません。

楽天ひかりに乗り換えても、高くなることはありませんので、安心して利用してください。

ドコモ光と楽天ひかりの速度を比較！プロバイダが変わるので速くなる可能性あり

実際に使っている人たちの実測値を比較すると、ドコモ光よりも、楽天ひかりの通信速度のほうが遅いです。

とはいえ、楽天ひかりに乗り換えれば、プロバイダが変わるため通信速度が改善される可能性があります。

ドコモ光と楽天ひかりの最大通信速度はどちらも1Gbps

コラボ光である、ドコモ光と楽天ひかりの最大通信速度は、どちらも1Gbpsです。

同じNTTの回線設備を使っているため、理論上の通信速度に差はありません。

ただし、最大通信速度はベストエフォート（理論上の数値）であるため、実際の通信速度は異なりますので、注意してください。

楽天ひかりとドコモ光ではプロバイダが異なり、実際の通信速度に差が出てしまいます。

口コミを検証！実際の通信速度は楽天ひかりのほうが速い？

上記は、楽天ひかりとドコモ光の実際の通信速度をまとめた表です。

いずれの時間帯においても、ドコモ光よりも、楽天ひかりの通信速度のほうが遅いことがわかります。

とはいえ、楽天ひかりに乗り換えると、プロバイダが変わるため、通信速度が改善される可能性があるのです。

通信速度は住んでいる場所などによっても左右されるため、全ての人が楽天ひかりに乗り換えて速くなるというわけではありません。

プロバイダが変わるため通信速度は改善される可能性がある

ドコモ光から楽天ひかりに乗り換えることで、通信速度が改善される可能性があります。

理由は、回線とインターネットに繋ぐ役割をもつプロバイダが変わるからです。

ドコモ光を使用していて混雑しやすかったり、古い接続方式を使っていたりする場合、楽天ひかりに切り替えることで改善される可能性が高いでしょう。

IPv4接続でドコモ光を使っていた場合は、IPv6接続の楽天ひかりに乗り換えることで、通信速度が大幅に改善される可能性があります。

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換えキャンペーンまとめ！

現在、ドコモ光から楽天ひかりへ乗り換えると、月額料金が1年間2,200円割引になります。

特に申請手続きは必要ないので、非常にお得です。

割引を加味した月額料金は、以下のようになります。

月額料金比較	楽天ひかり
一戸建て	1年目：3,080円2年目以降：5,280円
マンション	1年目：1,980円2年目以降：4,180円

なお、割引の適用は開通翌月からなので注意してください。

※開通月は日割り計算されず月額料金は無料となります。

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換えに関するよくある質問と答え

ドコモ光から楽天ひかりへの乗り換えに関して、よくある質問に回答します。

乗り換え前に不明点をできるだけなくし、スムーズに切り替えられるようにするといいでしょう。